お父さんお母さん、「自分の子どもがLGBT当事者」って考えたことありますか。

LGBTと恋

この記事のライター「はびび」はバイセクシャル。

親にLGBT当事者だということはカミングアウトをしていませんし、これからする気もありません。(これが私の選択だと思っています。)

昨今、LGBTやセクシャルマイノリティ、レズビアン、ゲイなど、メディアに取り上げられる機会も多くなったのですが…。

産まれたばかりの子どもがいたり、よちよち歩きのかわいい子がいたり、また小学生、中学生、高校生、はたまた大人のお子さんがいるお父さんお母さん、「子どもがその当事者である可能性」について考えたことはありますか。

  

1.「自分の子どもがLGBT当事者」なわけない。って思ってます?

ほとんどのお子さんのいるお父さんお母さんが思っていることだと思います。お子さんが小さい方に限っては考えたこともないかもしれません。

「子どもがLGBT当事者」の可能性。

「LGBT当事者の人とかって周りにいないし、自分は該当しないから大丈夫。」なんて思ってないですか?

自分の子どもが当事者である可能性は、分かりませんよ。
また、意外と気付かないだけど、周囲に当事者もいたりするものだったりしますよ。

そんな分かるようで分からないLGBTですが…。

「もしかしたら自分の子どもも当事者だったら…」と想像するだけでも、ある意味近しい存在として考えることができるのかもしれませんよね。

ぜひぜひ頭に思い浮かべるだけでもしてもらえたらなと思います(^^)

今回も心を込めて記事を書いていきますね。

  

2.「子どもがLGBT当事者」っぽい。どうする?

自分の子どもが「LGBT当事者」に該当するなんて、想像もしたことないですか?
ありえないお話じゃありません。

私の両親は、“私が女性のことを好きなんじゃないか”と姉に探りを入れさせたことがありました。

当時私は自分のことをストレートだと思っていたので「いやいやありえないでしょ」と姉に言ったところ、姉が「親から聞いてみてと言われた」と白状したんですね。

さて、お父さんお母さん
「子どもがLGBT当事者っぽい」と思ったことってありますか?

一瞬だけ思った考えを「いやいやうちの子どもに鍵って」と消したことはないですか?

まぁ、結果から言うとLGBT当事者だとかそうじゃないとかって“決めつける”必要はないんですけどね(^^)(理由を2つに分けて説明していきます)

  

解説1:実はセクシャリティなんて誰にも分からない。

私、今でこそ同性ともお付き合いをするようなバイセクシャルだと自覚をしていますが‥、高校の時までは“女の子なんて嫌だ”と思っていたタイプです。

しかし、20歳すぎの時に初めて同性である女の子と“試しに”お付き合いをしてみたんです。(理由は色々ありましたがここでは割愛します)

そこで初めて自分のセクシャリティについて気付きました。私は「女の子ともお付き合いできるし好きになれるんだ」って。

  

実は自分自身の好きになる相手の性別は、変わることもあるんです。
私のようなタイプの方もいらっしゃる場合もあれば、結婚してから“同性が気になるようになった”というタイプの方もいます。

そうです。セクシャリティなんて誰にも分からないんです。

ハッキリしている人もいれば、ハッキリしていたと思っていたのに私の様に覆される人もいるってことです。

性自認(自分が男と思ってるか女と思っているか…)が体の性別と異なる人に関してはおそらく幼少期(幼い頃)から違和感を感じている人も多いかと思いますが、好きになる性別が、異性なのか同性なのか両方なのかということに関しては、なかなかすぐには分からないものなんです。

次の解説を見てみましょう。

  

解説2:LGBT見てすぐ分かるのはトランスジェンダーくらい

実は、LGBTやセクシャルマイノリティって‥

「見た目で分かる人はほとんどいません!!」

いわゆる普通の女性普通の男性が同性とお付き合いしているなんてザラですし、基本的にはみなさん隠しているので話もうまく合わせています。

だから、「周りにはいないんだよね」と思うのって当然なんです。

一般的によく知られているセクシャルマイノリティのタレントさん達は、いわゆるオカマちゃんやオネエの人たち。

けどね、セクシャルマイノリティーってそういう人たちばかりじゃないんですよ。

見た目で分かるLGBTとは、いわゆる“トランスジェンダー”に当てはまる人のこと。

トランスジェンダーとは、自分の心の性別が、体の性別とは違う人のことを言います。

だから、“あの人男なのにスカート着てるし仕草が女っぽい”や、“あの人女なのに髪の毛めっちゃ短いし座るときも足も開いて男みたい”という性別と見た目のギャップが生じるわけです。(特に幼少期から知っている人だと、本来の性別や名前も分かるため、明らかに本来の性別と見た目の性別が異なっているのが分かります)

トランスジェンダーとは

身体の性別は男,だけど心の性別は女
身体の性別は女,だけど心の性別は男…ナドナド…

こう考えると、日頃の発言を気を付けなきゃいけないな、と思いますよね。どこに当事者がいるか分からないのですから。だからこそ、ご家庭の中でも安易な発言はできません。

「自分の子どもは見た目も中身も女の子/男の子らしいから、LGBT当事者には当てはまらない」わけではありませんから。

  

3.テレビを見ながら否定的な発言や笑いをとる発言をして探るのは「子どもが当事者であってもなくても」ダメ

このやり方で探りを入れる親って結構いらっしゃるんです…。

子どもがLGBT当事者であってほしくないという願いからくる発言なのかなぁとも思うのですが…。

「否定的な発言をしてみて、子どもにも同意をしてもらいたい。」

そのことによって、自分の子どもがLGBT当事者ではないという安心感が欲しいという親の心理だと私は解釈しています。(気持ちは分からないわけじゃないですよ。孫の顔も見たいですもんね)

しかし、これをやってしまうと、当事者の子どもはかなり苦しみますし、当事者でなくとも昨今のLGBT教育が入っている世代の子どもたちは、「うちの親は差別的だ」と嫌悪感を抱きかねません。

私自身もテレビを通じて親に“LGBT当事者を否定された”タイプでもありますし、「自分は当事者じゃないけど親はテレビを見てそれを否定するから嫌だ、自分はそうはありたくない」とお話を受けたことも一度や二度ではありません。

テレビを通してLGBTの話をするのもいいですが、お子さんの前で否定的な発言をするのは(話す相手が当事者であってもなくても)かなりのNG行為です。

  

4.「子どもがLGBT?」焦って子どもから聞き出そうとするのはNG

「子どもがLGBTだ!」と気づく何かがある場合って、あったりします。

例えば、同性の子とキスしてる写真を見つけた、明らかに同性の子と付き合っているだろうお手紙、ラインのやりとりでセクシャリティについて悩んでいる画面を見たナドナド…。

親の方もショックでしょう。びっくりでしょう。
しかし焦らないで…。確かめたくなるのも分かりますが、ぜひ深呼吸をしてください

  

このような場合って、本人も悩んでいるのがほとんどなんです。
自分のセクシャリティについて確信が持てなかったリ、自分自身の性別に対して違和感を感じているけど、それがなんなのか分からない場合もあります。

心の整理がつき、親にも言おうと思えた時に自分のタイミングで言ってくるはずです。

なので、聞き出そうとするのではなく「本人から言ってくるのを待ちましょう。」

それでは、どのようにしたら子どもが親に「LGBT当事者だ」とカミングアウトしやすくなるのでしょうか。

もしも子どもにLGBT当事者の可能性があって、お父さんお母さん自身が、当事者であったとしても子どもを受け入れられるのであれば、ぜひこの方法を試してみてください。

  

5.【子どもがLGBT当事者かも!?】カミングアウトしやすい雰囲気を作る方法

私が今まで聞いてきた中で、1番多かった“親にカミングアウトしようと思ったきっかけ”がこちらです。

「親がLGBTのことを勉強してる風なことを言ってきた」
「付箋が張られたLGBTの本を机に置いていた」

ポイントがあるんです。子どもだって親に自分のセクシャリティを否定されたらたまったもんじゃありませんし、自分自身のことを否定されたら傷つくですむ問題ではありません。

だから、めちゃめちゃカミングアウトは慎重になります。

実は、カミングアウトしやすくなるポイントってあるんですね。

大きく、3点があげられるんですが、この3点を網羅するのに有効な手段が、上述した「親が勉強してる風なことを言ってきた」と「付箋が張られた本を親自身の机の上に置いていた」の方法です。

カミングアウトしやすくなる雰囲気をつくるというポイントはこちら。

①うすうす気付いていると本人が感じる
②親がLGBTのことを理解しようとしているようにみえる
③自分が当事者だと知っても受け入れてくれるんじゃないかと思える

これらのポイントを感じることができれば、決心が固まったときにカミングアウトしてきてくれるでしょう。

本人の中でセクシャリティに迷いがある場合はカミングアウトはしないものと思っておいてもいいのかもしれません。ヤキモキするかもしれませんが、カミングアウトしやすい雰囲気だけ作ってあげてくれれば心は温かくなるものです。

  

6.子どもから“LGBT”当事者だとカミングアウトされたらどうする?

さて質問です。

子どもから“LGBT当事者だ”とカミングアウトされました。

あなたはなんと答えますか?

  

  

さぁ、どういうふうに答えるのでしょう。

次のもくじへ行く前に少しだけ考えてみてください。
具体的に、どのような言葉をかけるのか声を出してみてください。

案外、ここまで自分事化する機会ってなかったりするので、せっかくなのでぜひ考えてみてほしいと思います。

まとまったら、ぜひ次のもくじへ進んでみましょう。

  

  

7.1番いいのはただ寄り添うだけ。別にアドバイスは求めてないの。

もしも子どもから、LGBT当事者だとカミングアウトされたら…。

なんて答えるか考えてもらえたでしょうか。

  

きっと、なんて言うのが正解なんかはないと思います、変わらぬ愛情がここにあるとさえ感じられれば。

ただ、自分がLGBTだということに評価はされたくないし、根掘り葉掘り聞かれたくはないものです。

  

答え方の1つの例をあげておおきますね。

「そうだったの。けど、あなたがあなたであることには変わりはないから、いつも通りの大切なあなたよ。たくさん考えて不安にもなったんでしょうね。彼氏でも彼女でもできたら連れておいで。大歓迎よ。」

  

私がもし親にカミングアウトできるのであれば、こんなことを言われたいなぁ。

当事者は、親があれこれ言う前に色々悩んできています。

批判されたり、どんな質問されるか等、自分の頭の中でたくさんのシチュエーションをして、親に認めてもらえないという最悪の事態も想定してカミングアウトをしてきます。

その緊張した気持ちもぜひ察してあげてください。

当事者にとっては両親へのカミングアウトが、人生で1番緊張する場面でしょうから。

 

8.まとめ:困らないで。あなたの子どもには変わりないんだから。

親にカミングアウトをするということは、自分がLGBT当事者であっても“今までと変わらぬ愛”がほしいと思っているからなんです。
どんな自分でも受け入れてもらいたいと思っていいるからです。

LGBTというのは、病気ではありません。病院に行ったら治るというものでもありません。

感覚的に言うと…、あなたが大好きなお菓子を「お菓子が大好きなんておかしい。きっと病気だわ」と言われるような感覚です。そう、好みの問題だったり、性自認の問題だったりします。

  

お父さん、お母さん、カミングアウトされたとしても困らないでください。
その表情に、子どもは敏感に反応します。

あなたのお子さんの好きな人が同性であっても異性であっても、あなたの子どもということには変わりありません。

今まであなたが愛してきて、手塩にかけて育ててきた子ども”そのもの”です。

  

全ての人には愛が必要だと思います。全ての子どもには、親からの無償の愛が。

愛は連鎖します。あなたが愛をかければかけるほど、あなたの子どもも他人へ愛を注げる人間になってくれるでしょう。

お子さんが当事者であってもなくても、そのままお子さんのことを愛してあげてくださいね。

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